遠くまで見渡せるような澄んだ空気が、とても静かな季節を連れてきているようです。立冬が過ぎ、次の季節へ移り変わっていくのですね。
冬は陰陽の陰が増えてくる時期であり、気などのエネルギーを蓄える季節と言われています。この時期は自然からの陽の気を大事にしながら温かいものをいただくようにします。スープやお鍋など自然と食べたくなりますよね。
今の時期に収穫される栗は身体を温め、腎の気を補う作用がありますので、足腰の弱りや頻尿を改善します。また、胃腸を丈夫にし血行を良くする働きも持っています。お節料理に入っている栗きんとんも寒い季節に合った料理と言えるでしょう。
また、冬は激しい運動や労働などでエネルギーを多く奪われないよう気をつけます。
そのような面からも、寒い季節は自らや物事の内面を見つめ直すのに良い時期なのかもしれないですね。