いつの間にか蝉の声が聞こえなくなり静けさがやってきて、こうやって夏が終わっていくのだなぁと感じています。日が沈むのが少しずつ早くなり夏が終わるころになると、何故か物悲しい気持ちになることがあります。陰陽の陰が増えて、気持ちが落ち着いてくるのは自然なこととも言えるでしょう。
菜の花によく似ているお花で、ノハラガラシという種がからしになる植物があります。夏に黄色のお花を咲かせ、種とお花からマスタードというフラワーレメディが作られます。
理由がないのに憂鬱な気持ちになり、気持ちがふさぎ込み物悲しくなるとき、何でこんな気持ちになったのだろうと不思議に思うこともあるでしょう。このような時にマスタードが助けてくれ、気持ちが楽になり心に明るさを取り戻してくれます。
暗く沈んだ心に、あの黄色い花が象徴するような、明るく楽天的な気持ちをもたらしてくれます。日々の生活に喜びがよみがえり、あたかも天の国に住まうかのように、心は幸福な気持ちで満たされるようになるでしょう。(花と錬金術 東昭史著より引用)
小さな可愛らしいお花にこんなパワーが備わっているのですね。