そっと寄り添う薬箱~自然からの贈り物~

心、感情、フラワーレメディに関すること等を綴りたいと思います。

お茶

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新茶の季節が訪れています。柔らかく優しい甘さのこの時期の緑茶は、気持ちをほっとさせてくれます。

 

お茶は日本では漢時代や隋、唐時代の遣隋使、遣唐使により薬として伝来しました。宋時代には禅僧の榮西が『喫茶養生記』という本を出版し、その後、茶道が日本の文化として発展していきました。戦国武将がお茶を好まれたのも知られています。

 

緑茶は冷やしたり気を降ろす作用があり、苦みや甘みがあります。これからの暑い季節に合っていて、熱がこもりやすい方にも合う飲み物です。冷えやすい方や冷房で冷えた身体には、温める作用を持つ紅茶の方が合っているでしょう。紅茶は完全発酵しその後に加熱したお茶なので、温める性質を持ち、胃腸の弱い方にも合っています。

 

緑茶も紅茶もカフェインが入っていますので、夜や寝る前に飲むのは控えた方が良いと思います。また、どちらも抗菌作用がありますので、うがいに使用するのも良いでしょう。

 

抹茶を粉末にして良く点てられたお抹茶をいただくのは、とても心地の良いひとときです。学生時代に友人が点ててくれた時は、立ち居振る舞いの美しさやゆったり流れる時間の優雅さに、今も感動を覚えています。