本棚を整理しようと思いながら本棚を眺めていると、自分の興味や関心を持っていたことや、どんなことに悩んでいてどんなことを求めていたのかが見えて面白いなと思いました。
私は人生は何のためにあるのか、とか何のために生まれてきたのかなどの人生の意味を考えることが度々あり、フランクルの本を読んでいました。
生きる意味を探していた私にとって、生きる意味はすでに与えられているというフランクルの考えに初めて触れたときはすんなりとは受け入れられず、自分にとってその生きる意味は何だろうかとまた悩みました。
人生が自分に意味や使命を与え続けているのであれば、こちらから求めなくともいつかは見つけることができるということなんだろうと思います。
この世の中のどこかに、又は未来に自分のことを必要としてくれる人がいるとしたら、自分にできることは何でしょう?
それは今まで経験してきた中で感動した体験を人に伝えることかもしれませんし、自分と同じような経験をしてきた人たちに寄り添い勇気を与えることかもしれません。制度などが整っていないために苦労した方はその周辺の制度を確立することかもしれません。また、何かを創造することで人に喜びを与えることかもしれません。
フランクルはそれぞれの人生には意味があり、人生の方から使命を与えてくれていると教えてくれています。
意味や使命はすぐには見つからなくても、生きている間に見つかればいいのではないでしょうか。
フランクルは言っています。
たとえあなたが人生に絶望しても、人生があなたに絶望することはない。
お読みくださりありがとうございます。